今日は、春から初夏(6月頃)にかけて身が膨らみ美味しくなり、お味噌汁の具としても人気がある「浅利(あさり)」をご紹介いたします。
浅利(あさり)とは?
身近な貝として知られている「浅利(あさり)」は2枚貝で、一つ一つ柄や色が違い、同じものは一つとないと言われています。
日本では古来から食用とされており、日本人になじみ深い食材のひとつです。
浅利(あさり)に含まれる栄養と効果
浅利(あさり)には、カルシウム、カリウム、ミネラル、タウリン、亜鉛、(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、鉄分などが含まれます。
特に、100gあたりに含まれるビタミンB12の含有量は貝類の中で一番です。
ビタミンB12が不足すると、悪性貧血(頭痛・めまい・吐き気・動悸・息切れ・食欲不振など)、神経痛、慢性疲労が起こりやすくなります。
ビタミンB12はレバーや卵にも多く含まれますが、あさりはレバーや卵に多く含まれているコレステロールが少なく安心して食べることができます。
アサリはタンパク質と脂質が少な目なので、貝類のなかでは低カロリーです。
効果効能
疲労回復効果、美肌効果、高血圧予防、貧血予防、肝機能強化、アルコール障害の改善、血行促進作用、高脂血症の改善、細胞分裂や新陳代謝の向上、動脈硬化予防、糖尿病の予防改善、眼精疲労緩和、食欲増進、滋養強壮
おすすめの食べ方
浅利(あさり)は加熱調理して食べる食材です。加熱したときに出る汁にうま味成分と栄養素が詰まっているため、煮汁を一緒に摂れる調理法がオススメです。
定番の浅利のお味噌汁や浅利の酒蒸しなどは栄養を無駄にしない食べ方と言えます。
加熱のポイントは水から徐々に温めることです。すると旨味が汁によく出ます。
砂抜き
あさりを調理する際に必ずしなければいけないのが、砂抜きです。
砂抜きは、海水程度の塩水(海水の塩分は約3%程度なので、水500mlに塩大さじ1杯)と、あさりが重ならないくらいのサイズのバットを用意します。
バットにあさりを置いて、あさりの頭が少し出るくらいひたひたに塩水を注ぎます。勢いよく砂を吐くことがある、また、あさりは暗いと塩を良く吐くので、上に新聞紙を一枚乗せておくことといいですよ。
スーパーで買ってきたものなら2~3時間、潮干狩りで取ったものなら一晩程度常温で砂抜きをします。
砂抜き後、そのまま調理すると出来上がりが塩辛くなってしまうので、調理1時間前にはザルにあげてください。塩水を吐き出して、塩みが程よくなり、旨味も増します。
浅利(あさり)の見分け方
貝殻の模様がハッキリしていて黒っぽいものを選びましょう。全体的に茶色っぽくなっているものは鮮度が落ちています。
また、口をかたく閉じているものや水管を出しているものが新鮮です。鮮度低下が激しいものだと分かるのは口を開ききったものです。
八田おすすめ浅利佃煮の焼飯のご紹介
定番の浅利のお味噌汁や浅利の酒蒸しももちろん美味しいですが、今日は浅利の佃煮を使った焼飯のご紹介です。
浅利佃煮の焼飯の作り方
作り方はとても簡単! 焼飯を作る具材に「浅利佃煮」を追加するだけ!
良く炒めて盛り付けると完成!
程よい塩分で食が進む一品です!